メッツ千賀滉大投手(30)がメジャー1年目の日本人投手としては4人目となるシーズン200奪三振に到達し、松坂大輔の1年目の201個を抜いた。

マーリンズとのダブルヘッダー第2試合に登板。初回には1番バーティーにトレードマークのお化けフォークをメジャーで初めて本塁打されたが、徐々に安定感を増していった。2回には3者連続奪三振をマーク。3回に先頭エドワーズをカットボールで空振り三振に仕留めて今季199個目を記録した。3回2死一塁でバーガーを三振に斬ってとり、今季200奪三振に到達した。ベンチでチームメートから祝福を受け、スタンドのファンから拍手とスタンディングオベーションを受けた。

さらに4回2死無走者でハンプソンからフォークボールで見逃し三振を奪って07年の1年目に201個を記録した松坂大輔(レッドソックス)に並び、5回2死一、三塁でバーガーを内角高め直球で空振り三振を奪って松坂を超える202個目をマークした。

5回まで96球を投げ、3安打2失点、3四球8奪三振としている。

1年目の日本人メジャーで200奪三振超えは95年の野茂英雄(236個)、12年のダルビッシュ有(221個)、松坂に続く4人目。またシーズン200奪三振超えは野茂が4度、松坂が1度、ダルビッシュが4度、大谷翔平が昨季219個で初めて達成し、千賀は5人目の達成者となった。

メッツの新人投手で200奪三振超えを達成したのは84年に276個を記録したドワイト・グッデンに次ぎ2人目となる。