ジャイアンツは10日、ボブ・メルビン新監督を支えるコーチ陣を発表。同球団の内野手として10シーズンプレーしたマット・ウィリアムズ氏(57)が三塁ベースコーチとして加わった。

ウィリアムズ氏は1986年にジャイアンツからドラフト1巡目指名を受けて入団し、87年から96年までの10シーズンにわたって活躍。その間オールスター選出4度、ゴールドグラブ賞とシルバースラッガー賞をそれぞれ3度受賞した。その後インディアンス、ダイヤモンドバックスを経て2003年限りで引退した。

指導者としては14-15年の2シーズンにわたってナショナルズの監督を務めて179勝145敗の成績。1年目のシーズンに96勝を挙げてナ・リーグ東地区を制し、最優秀監督に選ばれた。

メルビン監督はAPの取材に対し、ウィリアムズ氏のコーチ就任について「優秀な野球コーチであり、ジャイアンツのファンと選手らが一目置く人物を地元に連れて来れてうれしい」とコメントした。

ウィリアムズ氏は18-19年にアスレチックス、22-23年の2シーズンはパドレスのコーチとしてメルビン監督を支えた。ことしの春季キャンプ中に結腸がんと診断され、開幕直後に手術を受けて4月中旬に復帰した。(AP)