オリックスからポスティングシステムでメジャー移籍を目指し去就が注目されていた山本由伸投手(25)が、ドジャースと契約合意したと複数の米メディアが21日(日本時間22日)伝えた。

契約は12年総額3億2500万ドル(約455億円)で、このうち契約ボーナスが5000万ドル(約70億円)だという。この総額は、投手の契約としてはヤンキースのエース右腕ゲリット・コール投手の3億2400万ドルを100万ドル上回る史上最高額。またMLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、12年契約はMLBのFA契約としてはフィリーズのブライス・ハーパー外野手の13年に次ぐ史上2番目の長期契約で、投手としては史上最長となった。

山本の争奪戦は数球団の争いとなり、USAトゥデー紙のボブ・ナイチンゲール記者によると、ヤンキースは10年総額3億ドル(約420億円)を提示。ニューヨークの専門テレビ局SNYのアンディ・マーティノ記者によると、メッツはドジャースと同額のオファーをしたという。