ドジャースと山本由伸投手(25)が結んだ投手史上最高額となる12年総額3億2500万ドル(約455億円)の大型契約について、AP通信は2日、右肘の状態によってオプトアウト(契約破棄)できるタイミングが変わると報じた。

記事によると、29年までに右肘のトミー・ジョン手術を受けた場合、もしくは134日間以上連続で負傷者リスト入りした場合、オプトアウトできる時期が本来は6年目の29年シーズン終了時と8年目の31年シーズン終了時だが、それが31、33年シーズン終了時にずれるという。また、トレードされた場合はそのシーズン終了後にオプトアウトできる権利が発生する。

また、契約では後半になるにつれて年俸が上がっていくと伝えられていたが、その詳細も判明。今季が年俸500万ドル(約7億円)、25年が1000万ドル(約14億円)、26年が1200万ドル(約16億8000万円)で、27~29年は2900万ドル(約40億6000万円)と一気に上昇。32~35年は2800万ドル(約39億2000万円)となる。契約金5000万ドル(約70億円)のうち2000万ドルは2月1日まで、残りは7月1日までに支払われる予定。オリックスにはポスティング金として5062万5000ドル(約70億9000万円)が支払われる。

その他の条項では、フルタイムの専属通訳とパーソナルトレーナー、フィジカルセラピストが付き、遠征ではスイートルームでの宿泊となる。