MLB公式サイトは19日、日本ハムからポスティングシステムを利用してレイズとマイナー契約を結んだ上沢直之投手(29)の契約を分析する記事を掲載した。上沢の獲得は「先発ローテの層を厚くしたいレイズにとって興味深い契約だった」と評し、その理由に(1)登板可能なイニング数(2)金額が適正(3)本人の意向を挙げた。
(1)登板可能なイニング数 同記事によると、レイズで登板イニング数がシーズン160回に達した投手はここ5年で5人しかおらず、メジャー全体でも昨季は45人。さらに今季はエース左腕マクラナハンがトミー・ジョン手術の影響で全休、右腕グラスノーはドジャースにトレードされ、他の投手も故障や経験の少なさが懸念されるという。上沢は21年に160回1/3、22年に160回、昨季はリーグ最多の170回を投げたことを紹介し、イニング数を負担できると指摘した。
(2)金額が適正 上沢の契約はスプリット契約で、40人枠に入りメジャーに昇格すれば基本年俸250万ドル(約3億6300万円)、マイナーなら22万5000ドル(約3260万円)となる。ローリスク、ローコーストの契約で、メジャーに昇格させる必要が無いため、上沢自身にとっても開幕までにメジャーへの適応を強いられることがないためメリットがあるとしている。
(3)本人の意向 チームは選手の育成力の高さで知られ、特に投手は「高度なデータとシンプルな助言を駆使して、最大限の力を引き出してきた」と指摘。また、上沢が球団を通じて出した「レイズでプレーすることを決めたのは、投手育成の成功と豊かな歴史にとても引かれたから」との声明を引用し、さらに他球団からのメジャー契約を断っていたことにも触れた。



