エンゼルスのアート・モレノ・オーナーが、14日付の地元紙オレンジカウンティー・レジスターの独占インタビューで、スポーツ史上最高額の10年総額7億ドル(約1050億円)でドジャースに移籍した大谷翔平投手(29)について語った。

大谷が昨季終了後にFAとなり争奪戦が繰り広げられた際、エンゼルスも最終候補に入っていたと伝えられた。だが同オーナーは、ドジャースの提示額に匹敵するオファーを提示する意思はあったかと問われると「ノー」と回答。トレード期限前に大谷をトレードで放出する機会を見送った際、大谷を残留させるチャンスがあると信じていたかと問われると、何も答えなかったという。ただし「彼は特別な選手。私も、彼がプレーする姿を見たい。我々はエンターテインメントビジネスをしている。組織として、彼を放出せずにペナントを戦うことがベストだと判断した」と話した。

一時は球団売却を目指したが、今後の売却の可能性については否定。「長期的にオーナーを続ける」と話した。