カブス今永昇太投手(30)が、デビュー戦で6回2死までノーヒッターの快投を演じ、メジャー初勝利を挙げた。本拠地開幕戦に先発し、6回2安打無失点無四球、毎回の9奪三振と、ロッキーズ打線をほぼ完璧に封じた。

立ち上がりの初回は、中飛、空振り三振、遊飛と3者凡退でスタートした。

2回は、先頭打者を三失で塁に背負ったものの、後続を連続空振り三振、右飛に仕留め、無失点で切り抜けた。

3回は、左飛、見逃し三振、中飛と、3者凡退に仕留めた。

4回は、2番からの好打順を左飛、見逃し三振、空振り三振に打ち取った。

5回は、空振り三振、左飛、空振り三振と、完璧に封じた。

6回は、中飛、右飛に仕留めた後、初安打と連続安打を浴びたものの、最後は3番ジョーンズを空振り三振に仕留めた。

両軍無得点で迎えた6回、カブスは鈴木の安打などで好機を広げ、敵失が絡んで3点を先制。今永は勝利投手の権利を得て92球で交代した。

カブスは7回にも追加点を挙げ、好継投で完封勝ちを収めた。

試合後は、デビュー戦について「何か不思議な感覚であるんですけど、この日が普通に来たな、というか、特に気持ちが力んでしまうこともなかった。朝起きても今まで通り」と、冷静に振り返った。

また、6回2死から三振を奪った際の雄たけびについて、「何て言ったか覚えてないですけど、その後に多分、レッツゴーと言ったので、少しアメリカ人になってるかもしれないです」と話して笑いを誘った。

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