ドジャースが延長11回で競り負け、大谷翔平投手(29)の日本人メジャーリーガー最多タイの175号と、日米通算1000安打に花を添えることはできなかった。
大谷は1回1死の第1打席、右腕キングの95・4マイル(約154キロ)直球を左中間席へ運んだ。この今季第4号が、メジャー通算175号のアーチとなった。
大谷はさらに5回無死の第3打席、左翼線にポトリと落ちる二塁打を放ち、日米通算1000安打も達成した。
打線は大谷の本塁打を皮切りに火を吹いた。2回はマンシーのソロとベッツの3ラン、3回にはテオスカー・ヘルナンデスの2ランで7点を挙げた。先発した山本が2回までに2本の本塁打で3点を失うも、強力打線が援護した。
山本は5回を91球、4安打3失点6奪三振で2勝目の権利を得るも、リリーフ陣が4点差を追いつかれ白星の権利が消滅した。
同点の延長タイブレーク11回、この回からリリーフしたベシアが勝ち越しを許した。その裏の打線は2死三塁とするも、無得点に終わった。
打線に4本塁打が飛び出すも、リリーフ陣が踏ん張りきれず。大谷にとってのメモリアルゲームを勝利で飾ることはできなかった。大谷は5打数3安打1打点1本塁打だった。