ドジャース大谷翔平投手(29)に日本人記録更新となる通算176号2ラン本塁打を浴びたメッツの先発右腕エイドリアン・ハウザー(31)は、悔しそうに試合を振り返った。

0-0の3回、ドジャースの9番ラックスに8球目まで粘られて四球を出した後、1番ベッツを右飛に打ち取ったが、1死一塁で大谷に2球目の甘く入ったスライダーを右翼スタンドへ運ばれ、先制の2ラン被弾した。

5回には四球の後にベッツに中前打、大谷にはシンカーを打たれ投前打、さらにフリーマン、スミスにも打たれて4連打。4回0/3を8失点でマウンドから引きずり降ろされた。

大谷に打たれた1球について「スライダーをバックドアにしようと思っていたが、思っていたより曲がらなかった。球が真ん中にいけば、彼はいいスイングでそれを持っていく。今日のあの打席のようにね」と振り返り「多くの打者を歩かせすぎた。四球が自分の首を絞めている」と反省。連打された5回については「失投が多すぎた。シンカーは沈まなかった」と振り返った。

メンドサ監督はベッツ、大谷、フリーマンのドジャース上位打線3人について「ハウザーは甘いボールを投げすぎた。ドジャースのトップ3はそれを見逃してはくれない」と話した。