【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)21日(日本時間22日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(29)が、新たな日本人の歴史を刻んだ。メッツ戦に「2番DH」で出場し、3回の第2打席で今季5号の先制2ランを放った。メジャー通算176号で、松井秀喜氏を抜いて日本人メジャーリーガーの最多記録を更新した。3打数2安打2打点でチームの連敗は3でストップ。究極の打者を追い求めながら、ポストシーズン、その先の頂点を目指す。

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ド軍の快速右腕グラスノーが、8回7安打無失点無四球10奪三振の快投で、リーグ単独トップの4勝目(1敗)を挙げた。「できるだけコンスタントに投げられるようにした。もっとリラックスして投げようとしたんだ」。前回15日のナショナルズ戦では、5回6失点でKO。雪辱を期したマウンドだった。

大谷の記念弾でリズムに乗った。昨年12月のドジャース移籍後、契約延長交渉の際に、大谷から「あなたのために本塁打を打ちたい」とビデオメッセージを受け取った。約束通り、3日の1号に続き、この日は先制2ランで援護を受けた。松井氏を超えた大谷について「彼はもっと記録を作るよ」と話し、援護弾に「サンキュー、ショーヘイ」と満面の笑みを浮かべて感謝した。先発グラスノー&大谷弾は2戦2勝で勝率100%。ド軍の新たな勝ちパターンが見えてきた。

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