大リーグのアスレチックスなどで16勝をあげたマック鈴木氏(48)と、レッドソックスや巨人などで活躍した岡島秀樹氏(48)がABEMAで解説を務め、ピッチクロックについて言及した。

マック鈴木氏は「ピッチクロックはあっていいと思うんですよね。見るお客さんのことを考えると、すごく観戦時間が長いスポーツじゃないですか。集中して見るとなると、なかなか見られないスポーツのひとつになってしまってますから。いろいろ短縮していくのは、やっぱりお客さんがあってのスポーツですから、そこはすごくいいと思うんですね」とピッチクロックを肯定した。

MLB選手会が、ピッチクロックとケガの関連性の高さを主張している件については「もうそれはやっぱりトレーニングであったり、投げ方であったり、高校生から大学生まで。特にピッチャーですよ、練習してるかっていうのが、もう明確になってしまって。高校生で、じゃあ何マイル投げられると、これぐらいのドラフトのお金がもらえるとか、だから最近ね、バント処理とか、本当に投げるだけの投手が多くなってきてるんですよ」と現状を説明した。

岡島氏もピッチクロックについて「僕も賛成」とした。ケガとの関連性については「ないのかなと思いますけど。先発ピッチャーの人数を増やす、枠を増やしてあげて。ロースター枠(現在26人)を増やして、先発ピッチャーだけの枠っていう感じでやってあげれば、中4日か5日じゃなくて、中6日になる。回復する時間が増えれば、負担は少なくなる」と、先発投手の登板間隔を長くする案を提唱した。

MLBは走者なしの場合は15秒、走者ありでは18秒以内に投球動作に入らなければならないピッチクロックを導入している。