MLBのマンフレッド・コミッショナーが、打者を打順に関係なく打席に立たせることができる「ゴールデン・アットバット(at-bat=打数)」の導入に言及したと2日(日本時間3日)、米メディア「アスレチック」が伝えた。

同コミッショナーが10月に出演したポッドキャスト番組で「さまざまな(ルール改正の)アイデアが協議されている。そのうちの1つが、オーナー会議でも少し話題になったゴールデン・アットバットだ」と明かしたという。

同制度は任意の打者を打順に関係なく打席に立たせることができるルールで、導入されればチャンスの場面で自由に打者を起用することが可能になる。詳細については何も判明していないが、「アスレチック」は、各チームがゴールデン・アットバットを使用できるのは1試合で1度だけ、7イニング以降のみ使用可能、9回以降で同点、もしくはリードされているチームのみ使用可能、などのルール追加を提案している。

いずれにせよ、この制度によって野球のルールは大きく変わることとなり、同記事は「150年近くにわたって、終盤の劇的な瞬間は自然に発生してきた。それを、突然のルール変更で人為的に起こるように仕向けるのは、宇宙の摂理を踏みにじるようなもの」と表現。一方、23年WBC決勝で実現した大谷対トラウトのようなマッチアップが見たくなるのは人間の本能だとも指摘した。

ドジャースのフレディ・フリーマン内野手は、ゴールデン・アットバットの導入について問われると「自分はまだ若いけど考え方はオールドスクール。ベースボールが大好きだし、自分はベースボール原理主義。だから自分は反対だよ」と、否定的な考えを示した。