【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)8日(日本時間9日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(31)が、決勝打につなげる超速二塁打を放った。「1番DH」でロッキーズ戦に出場し、3打数1安打。第3打席で四球を選び、シーズン自己最多の97四球を記録した。7回の第4打席では右翼へ二塁打を放ち、続くムーキー・ベッツ内野手(32)の決勝打につなげた。4打席で2度出塁し、14試合連続出塁もマーク。チームは投手戦を制し、ナ・リーグ西地区首位をキープした。
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爆発力のある大谷を中心としたドジャース打線に、復調の兆しが見えた。1-1の7回2死一塁、大谷が右翼へ強烈な二塁打を放った。打球速度114・3マイル(約184キロ)。快音を響かせ、打線を勢いづけた。流れに乗り、2番ベッツが応えた。2ストライクと追い込まれながら真ん中に入ってきたスライダーを捉え、決勝の2点適時二塁打。終盤まで1点を争う投手戦の展開にケリをつけた。
6回の攻撃も、同じような流れだった。9番ロートベットと大谷の連続四球からチャンスを作り、3番フリーマンが粘り腰の同点適時二塁打。下位打線から作ったチャンスを上位打線でものにする本来のド軍打線が機能した。ロバーツ監督は「ムーキーが、勝つために非常に大きなヒットを打ってくれた」と評価。打線の粘りに目を細めた。
打者大谷を最大限に生かすキーマンの1人が、2番ベッツだ。7月の月間打率は2割5厘と極度の不振に陥り、8月4日の終了時点で打率2割3分1厘まで落ち込んだ。それでも徐々に復調し、同5日からこの日までの約1カ月超で打率3割2分8厘。勝負強さも戻った。昨季、ワールドシリーズを制覇したド軍の強みは全員野球。下位打線からつなぎ、大谷を軸にベッツ、フリーマンのMVPトリオが打点を稼ぐ。この日は左の強打者マンシーも脇腹痛から復帰した。T・ヘルナンデスの不振が続き、打線はまだ本調子とはいかないが、理想的な攻撃の流れで勝ちきった。
大谷は3試合連続安打で4打席のうち2度出塁し、14試合連続出塁をマークした。チームは7回まで先発グラスノーが無安打1失点に抑える快投。接戦を制し、2位パドレスと1ゲーム差で地区首位をキープした。最下位ロッキーズを相手に負けられない3連戦。ロバーツ監督は「何より、チームとして勝てたのが一番」と胸をなで下ろした。



