ドジャース山本由伸投手(27)が7日(同8日)、不調に苦しむタナー・スコット投手(31)をハグでねぎらった。

左腕スコットは、宿敵パドレスから救援投手としては破格の4年総額7200万ドル(約112億円)で契約。守護神として期待されるも、昨季3本だったが被本塁打が10本になるなど、不調が続いている。

4日(同5日)のオリオールズ戦ではサヨナラ弾を献上。地元放送局「スポーツネットLA」のインタビューでは「もううんざりだ。今は野球が自分を嫌っている。最悪です。本当に最悪」と、悲痛な心境を明かしていた。

その翌日の5日(同6日)同戦では、山本由伸投手(27)が9回2死までノーヒットノーランを披露するも、3-1で救援したブレーク・トライネン投手(37)が1安打3四死球の大乱調。2死満塁からスコットがリリーフしたが、逆転サヨナラ打を浴びていた(自責は0)。

デーブ・ロバーツ監督(53)は、8日(同9日)のロッキーズ戦でも3-1の9回に起用。先頭リッターに二塁打を浴びるも後続を打ち取り、3試合ぶりの無失点リリーフを見せた。

山本はスコットが試合を締めてベンチへ引き揚げると、背後から近づきハグ。守護神をねぎらい抱きついたまま、ベンチ裏へと消えていった。

山本は今季、救援陣に4度も白星を消されており、そのうち3試合がスコットの自責によるもの。大型契約も不調が続き、風当たりが強くなっている守護神へ、エース山本が暖かい振る舞いを見せた。

山本は27試合に登板して11勝8敗、防御率2・72。ノーヒットノーランどころか、12勝目まで吹き飛んだ試合後には「試合に勝ち切れなかったのはやっぱりすごく悔しいですし、チームもすごく苦しい状況ではありますけど。なんとか全員で戦っていって、残りの試合を1つでも勝っていけたらなと思います」とチーム一丸を強調した。

スコットは53試合に登板して1勝3敗、防御率4・47。