マリナーズの球団会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(51)が、15日放送のNHK「MUSIC SPECIAL 矢沢永吉 ヤザワ×イチロー~俺たちの失敗~」に出演し、ロックシンガーの矢沢永吉(76)と対談した。

約20年ぶりの対談で語り合われたテーマは、「俺たちの失敗」。イチロー氏は、オリックス時代の若手の頃に「失敗」だと感じた自身の行動を告白した。

イチロー氏は「僕は94年に1軍の選手として毎日出るようになったんですけど、当時チームの寮に住んでたんですけど、食堂にスポーツ紙が置いてあって、自分が1面に載ってることが何度もあって、当時はそれを気持ち良く見てた。なんか、ある時に『俺、ダサっ』って思ったですよ」と話した。

理由について、イチロー氏は「何で自分が1面になってる新聞を気持ち良く読んでるんだって。そこで自分のコメントとかにイラッとしてみたり、本音はオブラートに包んだままとか余計な一言が入ってて。俺は本音で話してるのに、何でオブラートに包んだとか言われなきゃいけないんだっていうストレスを抱えたり」と説明した。

さらには「僕は現場にいて戦っているので、空気感をわかっているので、僕が読むものじゃないんですよね、それって。そう思った時に『ダサいな、俺』って思って、そこから自分の情報を一切入れなくなってます」と話した。

矢沢から「えぇー」と驚かれると、イチロー氏は「そういう自分になったのは、うれしそうに見てた自分がいた時期があったからっていうのがあるので」と答えた。

さらに、矢沢から「うれしそうに見るんじゃないんですか?」と突っ込まれると、イチロー氏は「いや、それがなんか、かっこ悪いじゃないですか。ダサいです」と苦笑した。

その回答に、矢沢は「僕は勉強が足らないなぁ。1面に矢沢永吉で来てくれたら、もうあと4回くらいやってくれないかなと僕は思う。ハハハ」と笑った。