元ドジャースの斎藤隆氏(55)が、ドジャースのオープナー起用に疑問が止まらない様子だった。
この日の先発はエメ・シーハン投手(25)が予定されていたが、先発マウンドには救援左腕バンダが上がった。フィリーズ打線は2番に今季52発のシュワバー、3番にスーパースターのハーパーと左打者コンビが並び、左腕のバンダに最初のイニングが任された。
先頭ベーダーをカウント2-2から95・7マイル(約154キロ)で空振り三振。シュワバーを96・4マイル(約155キロ)のツーシームで追い込んだが、カウント2-2からスライダーを右中間席へ運ばれた。
続くハーパーに四球を与えたところで、シーハンに交代。オープナーは失敗に終わり、シーハンがイニング途中から登板する事態となった。斎藤氏は「何も良いことがなかった。ダメージが大きい」と話していた。
シーハンはやや制球に乱れを見せたものの、3回まで無失点。3回無死一塁ではシュワバーをチェンジアップで空振り三振に仕留め、斎藤氏は「こういうのを見ると、なぜオープナーを使ったんだと…」とこぼした。さらにシーハンは、続くハーパーも空振り三振、リアルミュートは三ゴロに打ち取った。走者を出しながらも落ち着いた投球に、斎藤氏は「返す返すも、なぜオープナーを…」と本音を続けた。
リードを許したドジャースは、3回にアンディ・パヘス外野手(24)の二塁打から、大谷翔平投手(31)が四球を選び好機拡大。ムーキー・ベッツ内野手(32)の犠飛で同点に追いついた。
デーブ・ロバーツ監督(53)は試合前の会見で「アンソニーはこのシリーズで重要な役割を担うことになる。相手が左打ちがそろった打線の構成だからね。彼はオープナーの経験があるし、エメットもブルペンから登板した経験がある。エメットはこの試合に関しては、途中からの方がよりアウトを取るチャンスがあると考えた」と説明していた。
シーハンは12試合に登板(10先発)して6勝3敗、防御率3・32。前回登板の9日(同10日)ロッキーズ戦では、7回を1安打1失点9奪三振と好投した。
バンダは65試合に登板して5勝1敗、防御率3・34。今季初先発だがメジャー9年間で9度目の先発で、昨季は2試合に先発していた。



