元ドジャースの斎藤隆氏(55)が「NHK・BS」で解説を務め、ド軍の苦しい投手事情に言及した。

今季のドジャースは、セットアッパーやクローザーなどの役割を明確に定めず。カービー・イエーツ投手(38)やブレーク・トライネン投手(37)、タナー・スコット投手(31)ら守護神経験がある投手は複数いるが、それぞれ不調などもあった。

斎藤氏は現役時代にクローザーとして活躍。「勝利の方程式」がなく、不安定さを露呈しているド軍のブルペン陣について「セットアッパーやクローザーを決めなかった。それがここに来て非常に大きいダメージになってると思う」と解説した。

流動的な起用に対する、救援陣の心境も自身の経験から説明。「準備という段階で言うと『今日は俺か』とか『今日はアイツか』みたいな。そういう感じになっていくブルペンは想像がつかない。僕はそういうチームにいたことがないので。役割はある程度はっきりしてて(救援陣の)ポジションが変わるとき、監督が呼んでコーチと一緒に話をするくらい重要なことのはずなんですけど、それが日替わりで行われるって言うのは、僕の野球観では想像がつかない」と語った。

つづけて「ここまで来たら『誰と勝つか』じゃなくて『誰と負けるか』っていう準備があると思う。監督が『この選手で打たれたら(負けても仕方ない)』っていうところだと思う。常勝軍団ドジャースは、絶対的に勝たなきゃいけないっていう義務感がいい方に回らずに、ブルペンだけは悪い方に回ってるような気がしてならないですね」と話した。