MLB公式サイトは11月30日(日本時間12月1日)、来季から先発に復帰するドジャース佐々木朗希投手(24)の今季終盤でのリリーフ経験がどのように先発で生きてくるか分析する特集記事を掲載した。
佐々木はメジャー1年目の今季、開幕からローテ入りを果たした。だが8試合で1勝1敗、防御率4・72と苦戦し、5月中旬に右肩のインピンジメント症候群で離脱。シーズン終盤で救援として復帰し、ポストシーズンでは抑えで起用されワールドシリーズ連覇に貢献した。
同サイトは、リリーフに転向しての最大の好材料として球速の復活を挙げた。先発で登板時は99マイル(約159キロ)以上の球がわずか8球しかなかったが、9月24日のダイヤモンドバックス戦で初めて救援で登板して以降、ポストシーズンを含めて11試合で99マイル以上が46球あったと指摘。また「速い球を投げられるようになっただけではなく、フォーシームとえげつないスプリットを狙った場所に投げられるようにもなった」と分析。先発では24三振、22四球だったが、リリーフでは四球率が14・3%から10%、三振率は15・6%から20%になったと、制球力が上昇したと分析した。
一方、フィリーズとの地区シリーズでは99マイル以上を連発したが、リーグ優勝決定シリーズ以降では球速がわずかに低下したこと、またリリーフでの11試合では、フォーシームで空振りスイングを2回以上奪った試合はわずか2度だけだったことを懸念点に挙げた。
これらを踏まえた上で、リハビリ中にカットボールの習得に着手したことや、ケガから復帰以降はスライダーを封印するなど球種の修正、また移籍交渉が行われた昨オフと違って今オフはまるごと来季への準備に充てられることなどが有利に働くかもしれないと指摘。最後には「救援投手としての彼の登板から得られた最も重要なことは、彼が驚異的な投球を確かに持っていると分かったこと。あとはそれを開放するだけだ」と、来季へ期待を込めた。



