MLBの日本選手通算本塁打数が1日(日本時間2日)、1000号に到達した。あと3本で迎えたこの日、ブルージェイズ岡本和真内野手(29)が初の1試合2本塁打で999号とすると、ホワイトソックス村上宗隆内野手(26)がパドレス戦でメジャートップに立つ13号3ラン。節目の1000号とした。1998年(平10)にドジャース野茂が1号を打ってから四半世紀以上。日本選手の放った主な「衝撃弾」を振り返る。

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◆第1号(ドジャース野茂英雄・98年4月28日ブルワーズ戦)記念すべき日本人第1号は投手の野茂。おのを振り下ろすかのようにフルスイングすると、打球はドジャースタジアム左翼後方にあるブルペンに落下した。近鉄時代は打席に立たず、これがプロ1号。「うれしかったです。それだけです」。投げては11奪三振で完投勝利。

◆元祖4番打者(メッツ新庄剛志・01年9月7日マーリンズ戦)4番打者での1発は新庄(現日本ハム監督)が初。試合前の練習で、相手4番プレストン・ウィルソン外野手からバットを拝借して本塁打。「4番をかなり楽しんでいる」。

◆本拠地デビュー満塁弾(ヤンキース松井秀喜・03年4月8日ツインズ戦)ヤンキースタジアムでの初戦で満塁本塁打を放った。同球場での初試合で満塁本塁打を放った選手は初めて。ルースやディマジオ、ゲーリッグら伝説の選手がプレーした球場だけに「打った場所が違う。やはり、これまでの本塁打とは違います」と喜びをかみしめた。

◆開幕戦プレーボールでデビュー弾(メッツ松井稼頭央・04年4月6日ブレーブス戦)メジャーデビュー戦で先頭打者初打席の初球を、バックスクリーンへたたき込んだ。1900年以降、開幕戦先頭打者の初球でデビュー1号は初めての快挙。前年、ナ・リーグで最多勝を獲得したブレーブスのオルティスも脱帽の1発だった。

◆グリーンモンスター越え(ホワイトソックス井口資仁・05年8月12日レッドソックス戦)聖地フェンウェイパークに初見参の井口が、日本人メジャー初となる名物グリーンモンスター(左翼11・3メートルの特大フェンス)越えの本塁打。9回2死、守護神カート・シリングから放った。その後、岩村、大谷、吉田もグリーンモンスターを越えた。

◆元同僚(カブス福留孝介・09年7月8日ブレーブス戦)ともに中日でプレーした元同僚の川上憲伸から本塁打。「打席に入っていても向かってくるのが伝わった。気持ちよく打席に入れた」と充実感があふれた。日本選手同士の対決で本塁打は通算16度あるが、元同僚のケースは福留対川上だけ。

◆リベラ撃ち(マリナーズイチロー・09年9月18日ヤンキース戦)のちに殿堂入り投票で史上唯一の満票となるヤ軍の守護神マリアノ・リベラからサヨナラ本塁打。それまでバットをへし折られるか空振りを奪われていた内角のカットボールを狙った。ゆっくりベースを回り「できるだけゆっくりと。だって初めてだしね。なかなかヤンキースの試合でね。その方がいいでしょう。もったいないじゃん」。

◆初登板で1発(ドジャース前田健太・16年4月6日パドレス戦)初登板初勝利の試合で初アーチ。ド軍の投手がデビュー戦で本塁打を打つのは1947年バンクヘッド以来69年ぶり。「僕にとって最高の1日。忘れられない1日」。

◆イニング2発(レッドソックス吉田正尚・23年4月23日ブルワーズ戦)同年のWBCで打点王になった吉田が4番で本領発揮。初のグランドスラムを含む1イニング2本塁打の離れ業をやってのけた。8回の第4打席でソロを放つと、2死満塁で巡った第5打席に満塁弾をたたき込んだ。

◆超特大(エンゼルス大谷翔平・23年6月30日ダイヤモンドバックス戦)自己最長の飛距離493フィート(約150メートル)。データ解析「スタットキャスト」が導入された15年以降で球団最長、エンゼルスタジアム最長の一撃。ネビン監督は「あれ以上飛ぶ打球は今後、見ないだろう。素晴らしい」と異次元の飛距離を絶賛。

◆サヨナラ満弾(ドジャース大谷翔平・24年8月23日レイズ戦)3-3の同点で迎えた9回裏2死から。四球でも単打でもサヨナラだったが1発で決め「最後、僕は打ちましたけど、そこまでのチャンスを作ってくれる作業が必要なので。そういう人たちのおかげ」。

◆「50-50」(ドジャース大谷翔平・24年9月19日マーリンズ戦)3打席連発を含む6打数6安打10打点の歴史的な大谷劇場。本塁打は49、50、51号。盗塁はシーズン50、51個目を決め前人未到の「50-50(50本塁打&50盗塁)」に到達した。

◆デビュー早々5戦連発(ホワイトソックス村上宗隆・26年4月22日ダイヤモンドバックス戦)新人の5戦連発は最長タイ(13人目)。日本人でも昨年の大谷に並ぶ最長タイ。デビュー24試合目の10号は日本人史上最速となった。

【動画】村上宗隆、リーグトップの13号3ラン!