【フェニックス(米アリゾナ州)24日(日本時間25日)=四竈衛】カブス鈴木誠也外野手(32)がダイヤモンドバックス戦に「2番右翼」でフル出場し、5打数1安打1打点と4試合連続安打をマークした。5回に適時二塁打を放ち、貴重な追加点を挙げた。完勝したカ軍は、貯金を20として、2年連続ポストシーズン進出へ足場を固めた。
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確信していたのは、実は1発ではなく、アウトだった。1-0と1点リードの5回2死三塁。打球の行方を見つめる鈴木は、バットの先で拾い上げた感触を自覚していた。「(本拠地の)リグリー(フィールド)だったら、ただのレフトフライ」。だが、乾燥地帯のアリゾナは、打球が飛びやすい。「おお、伸びる、伸びると思って…」。高く舞い上がった左翼ポール際への打球は、フェンスを直撃。適時二塁打となり、貴重な追加点を挙げた。
今季は、ドジャース大谷と並んでMVP候補に挙げられるクロー・アームストロング(PCA)とのメジャー屈指の「1・2番コンビ」が定着。攻撃面ばかりにスポットが当たりがちだが、守備での評価も高い。5回には右翼線への打球を好捕。6回には、中堅PCAが捕球できなかった右中間への打球を完璧な位置取りでバックアップし、単打に食い止めた。「できる限り、1歩目をしっかり前に出られるようにすること、後ろに下がらないということには、常に気を付けています」。データだけに頼ることなく、投手と打者の状態を分析しながら打球に備える経験値も、メジャー5年目で生きてきた。
18日に32歳の誕生日を迎え、自らを「ジジィ」と自虐的に呼びながらも、昨季、地区シリーズでブルワーズに敗れた悔しさは忘れていない。「あとは気力です、最後は」。残り30試合の時点で貯金「20」。ワイルドカード争いでトップに立つ一方、首位ブ軍とは「5・5差」と逆転優勝への道は容易ではない。
「けがなく最後までしっかりやり抜くのが一番大事なので」。大詰めの戦いへ向け、あらためて背筋を伸ばすように言った。



