ドジャースが、「10月の二刀流ベスト・プラン」を再考する。フリードマン編成本部長が21日(日本時間22日)、シーズン総括の会見を行い、大谷翔平投手(32)の来季に向けて「当然、彼が投げることを期待している」と、二刀流起用を改めて明言した上で「長いシーズンをどう乗り切り、(ポストシーズンを闘う)10月を迎える時に彼がいかに最高の状態でいられるか。それが課題だ」との見解を示した。
今季は開幕から投打でプレーし、6月に左ひざ、7月に右上腕二頭筋の違和感を訴えた。状態が上がらず、8月末に投手復帰を断念。「まるでモグラたたきのような不運な状況だった。ひざの状態が改善したと思ったら、今度は上腕二頭筋のあたりに問題が出てきた」と、万全ではない状態でのプレーが続いていたが、今オフの手術については「その予定はない。彼は回復に努めている」と明かした。
昨季は6月中旬に投手復帰し、10月まで二刀流でプレーした。この形を踏襲し、開幕は打者に専念となるのか、二刀流で開幕し、シーズン途中に投手で休養を挟んでいくのか、それともエンゼルス時代の1年目のように登板日の前後を休養日とするのか、さまざまな選択肢がある。メジャー9年間で、フルシーズンの二刀流完走は22年の1度のみ。同本部長は「一度話し合えば完璧な計画ができるわけではない。まず計画を立て、進めながら評価を続けていく」と、柔軟な起用法変更の可能性も示唆した。
二刀流の状態管理については、大谷本人との密なコミュニケーションが不可欠で、その点では課題もあった。フリードマン編成本部長は「自分の体が今どういう状態なのかを伝えることについては、必ずしも得意ではない」と、今まで以上に正確な意思疎通を図る必要性を示した。その上で、二刀流の価値は「計り知れないほど大きい」と称賛。投打のメリットをいかに最大化するかが、世界一奪回への鍵となりそうだ。(ロサンゼルス=斎藤庸裕)
○…ドジャースのゴームズGMが、佐々木の成長ぶりを高く評価した。「今季は非常に多くの良い材料があった。後半戦は本当に素晴らしかった」。佐々木は先発で23試合投げ5勝5敗、防御率4・49。シーズン終盤は救援に配置転換された。「十分に語られていない大事なことがある。マメの問題を除けば、彼はシーズンを通して投げ続けた。チームの先発投手の中でも、耐久性の高い1人だった」と安定感をたたえた。



