レッドソックス田沢純一投手が19日(日本時間20日)、昨年4月の右肘手術後、初めて本格的な投球練習を行い、捕手を座らせて20球を投げた。

 自分自身の判断でワインドアップから10球、セットポジションで10球と投げ分けた。高めに抜ける球は少なく「楽しくできた。思ったより普通に投げられたので、ほっとした」と久々の感触を語った。

 肘の靱帯(じんたい)損傷が見つかったのは昨季の開幕直前。手術を受け、キャンプ地に残った。マッサージで縫合部分から血がにじんだこともあったという。過酷なリハビリを振り返り「手術してからは毎日同じようなことを繰り返していた。そこからここまで来たので、やってきたことが無駄じゃなかったと思う」。09年には2勝を挙げた24歳右腕は、しみじみ話した。