マーリンズは19日、ナ・リーグ本塁打王のジアンカルロ・スタントン外野手(25)と13年総額3億2500万ドル(約384億円)で契約を延長したと発表した。AP通信によると米スポーツ選手のチームとの契約では総額で史上最高となる。

 本拠地マイアミのマーリンズ・パークで記者会見に臨んだスタントンは「大きな責任を感じる。金額ではなく、チームへの気持ちで決断した。フィールドで記録を残したい」と意気込んだ。

 大リーグではアレックス・ロドリゲス内野手がヤンキースと2007年12月に10年総額2億7500万ドルで契約。タイガースのミゲル・カブレラ内野手は今年3月に従来の契約を8年延長し10年総額2億9200万ドルとしていた。スタントンはトレード拒否権を持ち、6年後に契約を破棄できる権利を保障される。

 右打者のスタントンは屈指の長打力を誇る。今季は37本塁打を放ち、打率2割8分8厘、105打点と活躍して最優秀選手賞(MVP)投票で2位に入った。メジャー通算5年では打率2割7分1厘、154本塁打、399打点。