フィリーズのマニエル監督が24日、「日本流」で打撃不振脱出を宣言した。不調な打者は練習を休ませるのかと聞かれ、本塁打王や打点王に輝いた日本での経験を踏まえ「練習あるのみ。野球は反復なんだ」と力説した。

 初めて日本でプレーした当時、米国では長い時間、打ち込んだ経験がなかったので、5分間、25スイングもすれば疲れてしまったと説明。「2時間打ち続けられるようになったとき、わたしは強くなった。試合では練習より球が遅く見えた」と話した。

 さらに「田口は、日本では疲れたときに何かがつかめると言った。鍛え続けなければならないと信じている」とも。

 田口壮外野手(39)は「監督は日本で打てないとき、何時間も打ち込んで成功した。日本の練習法を知っているし、考え方が一致する」と話し、特打ちに向かった。