元巨人投手の平松一宏氏(42)が、12月から母校の広島経大でコーチに就任することが25日、分かった。

 平松氏は倉敷商(岡山)から広島経大をへてJR西日本に進み、97年ドラフトで巨人から8位指名を受けた。巨人高橋監督らと同期入団だった。

 1年目から29試合に登板するなど、貴重な左腕として活躍。端正なルックスで、女性ファンの人気も高かった。02年に前田幸長投手のFAによる人的補償で中日に移籍。03年に自己最多の5勝をマークした。05年に現役を引退。通算成績は80試合11勝9敗、防御率4・42だった。引退後は巨人の打撃投手などを務め、13年に古巣のJR西日本でコーチに就任した。

 広島6大学リーグ所属の広島経大はソフトバンク柳田らを輩出。今春の全日本大学選手権にも14度目の出場を果たし、10月20日のドラフト会議では尾仲祐哉投手(4年=高稜)がDeNAから6位指名を受けた。