阪神ランディ・メッセンジャー投手(35)が9日、3、4月の月間MVPを受賞した。3月31日広島戦で開幕星を挙げるなど、5試合に登板して4勝無敗、防御率1・95。13年7月以来、2度目の受賞となった。

 受賞会見に臨んだメッセンジャーは「アリガトウゴザイマス」と日本語であいさつ。「自分1人ではこのMVPは取れなかったので、チームメートの皆さんのおかげで取れたMVPだと思います」とチームメートに感謝した。

 来日8年目の今季もチームのスローガン同様に「挑戦」を続けている。メッセンジャーは「ピッチングの中で変えたのは、スライダー。カットボールに近い速いスライダーから緩めに変えたことだね」と明かした。

 その理由について「今まで投げていたのは、ほぼ真っすぐに近かった。力でいっていた感じがあったので、スピードの差をつけようと思って遅いスライダーを投げてみた」と説明。経験とチャレンジ精神-。ベテランの域に達しつつある助っ人右腕が、好調なチームを支えている。