打率4割7厘をマークしている日本ハム近藤健介捕手(23)が出場選手登録を抹消されることが決まった。栗山監督が試合前に「今日、抹消します」と明言した。

 3日阪神戦(甲子園)に出場後、右太もも裏に張りを訴えて、翌日の同戦は欠場。6日広島戦(札幌ドーム)は代打で出場したが、腰の張りも抱えており7日以降は欠場が続いていた。

 患部の回復を待ったが、スタメン出場できるメドは立たなかった。13日からは中日、ヤクルトと敵地で戦うため、DHで使うことができない。また、交流戦終了後は4日間試合がない。最短10日間の抹消期間で患部が回復すれば、リーグ戦再開から戦列復帰ができるタイミングで、抹消を決めた。

 今季の近藤は開幕から打撃好調を維持し、大谷が故障で戦線離脱後は3番DHに定着。出場50試合で打率4割超をキープし、球団最長記録を更新中だ。5位と低迷するチームの中で打線を引っ張ってきた強打者が、一時的に戦列を離れることになった。