広島安部友裕内野手(28)が勝ち越しの適時打を放った。

 安部と同じ誕生日に同じ病院で生まれた先発野村祐輔投手(28)が、1回にDeNAロペスに先制弾を浴び失点。しかし2回にDeNA浜口の押し出し四球で同点に追いつくと、3回だ。2死一、二塁の好機で安部が打席に立った。

 カウント3-1からの5球目。浜口が外角に投じた143キロをとらえた。打球は一、二塁間を破り、右前へ。二塁走者鈴木は河田外野守備走塁コーチの指示で三塁を回り本塁へ突入。送球がそれ、捕手高城と交錯する形となったが、先にホームベースを触れた。右前適時打となり、安部は送球間に二塁に進んだ。「打ったのはストレート。バッティングカウントだったので積極的に思い切っていきました」と振り返った。