第43回社会人野球日本選手権大会近畿地区最終予選が4日、わかさスタジアム京都で行われ、日本生命がパナソニックに7-0で勝利し代表権を獲得した。

 3回までパナソニックの先発・吉川峻平投手(22)を前に無安打と攻めあぐねたが、4回に相手失策と山本真也内野手(33)の右翼線への適時二塁打で先制。5回には2死一、二塁から皆川仁外野手(23)の3点本塁打で突き放した。

 十河章浩監督(50)は、今年入社の皆川を「思い切りの良さがあって、雰囲気を持っている。ムードメーカーのような存在。新人でもチームを引っ張ってくれる」と物怖じしない性格を評価する。皆川も立正大時代から「元気だけはどこのチームにも負けないようにしよう」と心がけており「元気のあるチームはこわいと思う」と意識的に声掛けをする。社会人で公式戦初の本塁打に「完璧でした」ととびきりの笑顔を見せた。

 オリックスの黒木優太投手(23)は立正大の同級生。考えて野球をする姿に、刺激を受ける。皆川自身も「目指せる限りは」と将来は黒木と同じプロの舞台を目指すつもりだ。