レギュラーシーズン3位の楽天が、同2位西武に勝ち1勝1敗とし、ファイナルステージ進出に逆王手をかけた。

 楽天は初回、1番の茂木栄五郎内野手(23)が初球打ちで先頭打者本塁打を放ち先制。2回にも岡島の適時打と、嶋のスクイズで2点を追加した。

 先発したのは今季、西武からFA加入した岸孝之投手(32)。初回は先頭の秋山に二塁出されたが、4番山川を三振に斬るなど無失点。2回から4回までは1人の走者も許さず、5回1死二塁のピンチも落ち着いて後続を断った。岸は7回1死から、山川に安打を許したところで降板。6回1/3をわずか3安打に抑え込んだ。古巣相手の快投で、崖っぷちのチームを救った。楽天は7回にも1点を追加。西武が8回に1点を返したが、小刻みな継投でリードを守りきった。

 16日の第3戦で、西武は引き分け以上で勝ち上がり。楽天は勝つことが必須条件となる。ファイナルステージは首位ソフトバンクの本拠地ヤフオクドームで、18日から開催される。