阪神中谷将大外野手(25)が、開幕中堅争いから脱落した。2月の沖縄・宜野座キャンプでは金本監督から第1クールMVPに選出され、昨季チーム最多20発を放った勢いのままアピールを続けていた。

 ところがオープン戦に入ると成績が急降下。出場12試合で39打数6安打の打率1割5分4厘。本塁打も0本と低迷した。9日中日戦(甲子園)では2打席凡退した際に途中交代を告げられた。金本監督は「速い球に差し込まれ初球から変化球というか、ボール球に止まらない。今の状態じゃ厳しいわ。打ちそうな雰囲気もない」と語っていた。

 その後は11日巨人戦(甲子園)の第3打席で放った左二塁打以来、12打席連続無安打で、この日はベンチ入りしたが出場機会がなかった。今後は2軍調整に入り、20日にもウエスタン・リーグ広島戦(由宇)に合流する見込みだ。