ロッテは9回に両打ちの加藤翔平外野手(26)が左打席で決勝の満塁アーチ。チームはオープン戦首位に立った。

 加藤は「打った瞬間いったとは思いましたけど、オープン戦ですし、自分の結果よりもああいう接戦をものにできたのが1番大きい」と笑顔をみせた。

 ただ2回に中日先発の左腕小笠原に対して右飛。5回には同じく左腕の笠原に左飛に倒れた。

 もともと右打ちながら、現在は左打席の方が得意だという加藤は「左投手に対しての右打席が僕の大きな課題。打ったことよりもそっちを反省しないといけない」と表情を引き締めた。

 井口監督も「両方打ってほしいですね。せっかくスイッチなんだから」と期待を込めて叱咤(しった)激励していた。