阪神藤浪晋太郎投手が2軍戦に先発し、7回を投げ無失点と好投した。

 ファーム降格後3度目の登板。最速153キロの直球で押し込み、課題の1つとしてあげていた変化球でカウントを重ね、7奪三振。6安打3四球も、1軍戦の登板で目立った荒れ球はなかった。藤浪は「意図した投球、配球ができた。自分で考えながら、こうしてやろう、ああしてやろうという積極的な前向きな気持ちで投球できている。その点はいいかなと思います」と充実の表情を浮かべた。

 矢野燿大2軍監督は「フィールディングもけん制もそつなくやれていた。自分と勝負している投球というよりは相手と勝負できるような形を3回続けてできた。上(1軍)との兼ね合いにもなってくるけど、推薦できるような登板になった」と評価した。3回の登板で計20イニング投げ、1失点。1軍のマウンドへ上がる準備は整いつつある。