ソフトバンクは29日、育成の大竹耕太郎投手(23)を支配下選手登録したことを発表した。背番号は「133」から「10」へ。年俸も600万円(金額は推定)で再契約した。

 大竹はヤフオクドームで会見を行い、「今年中の支配下を目標にしていたので、クリアしたので素直にうれしい。僕は東京6大学の出身(早大)なので、主将がつける番号なので、うれしい。10=大竹というイメージを持ってもらえるように活躍したい」と話した。

 大竹は早大から17年育成ドラフト4位でソフトバンクに入団。2軍で主に先発として22試合に登板。8勝0敗1セーブ、防御率1・87と成績を残してきた。トレーニングの成果で体も大きくなり、球速も入団時の球速130キロ台前半から常時140キロへアップしている。

 投手陣が苦しい1軍での出番もすぐに期待される。「長いイニングを投げるのが持ち味なので、将来は先発に入って2桁勝利を毎年挙げられるようにしたい」と、目を輝かせた。熊本・済々黌で甲子園を沸かせた左腕が、プロでも1軍で活躍できる資格をつかんだ。