巨人内海哲也投手が完封勝利で4勝目を挙げた。完封勝ちは2014年9月12日のDeNA戦以来、1418日ぶり。

 9回2死。最後の打者となった神里を三振で仕留めると左腕を高々と突き上げた。打者35人に6安打無失点の快投だった。

 「最高です。(完封は)できないと思っていたので、できてうれしいです。(最後の打者を打ち取った瞬間は)終わった~って感じですね。右バッターも左バッターもインコースに投げ切れた。その結果だと思う」と声をはずませた。

 8回を投げ終えた後、すでに100球を超えていたが、斎藤投手総合コーチに「(9回も)いかしてください」と続投を志願し見事にシャットアウト。4年前の完封勝ちもこの日と同じDeNAだっだ。

 「(DeNA打線は)しんどかった。1人1人すごいバッターが多いので、何とか1人ずつという気持ちが完封につながった。毎試合、毎試合(登板日は)最後だという気持ちで投げている。1度失敗したらファームに行かされるという気持ちでやっている」。

 酷暑が続く日本列島だが、ヒーローインタビューでカクテル光線に照らされた36歳のベテラン左腕は、130球の熱投を涼しい表情で振り返った。