中日は投打がかみ合う快勝で、3連勝を飾った。

 オネルキ・ガルシア投手(28)が7回2失点と踏ん張り、リーグトップに並ぶ11勝目(5敗)。8月1日も阪神に勝てば阪神と入れ替わって5位に浮上する。

 森繁和監督(63)は決勝点になった3回の大島洋平外野手(32)の2点犠飛に驚いていた。「返球がそれたりいろいろあって(二塁走者の)京田ならかえってきてくれるかと思った。なかなか見られるものじゃないですよね」。球界では13年9月14日にロッテ鈴木が西武戦で記録して以来、5シーズンぶりの珍事だった。

 さらに、4-2の7回に飛び出した藤井淳志外野手(37)のダメ押し2号3ランには「普通の藤井なら(フェンス上部に当たって)戻ってくると思ったが、向こうにいってくれてよかった」と笑わせた。左手首痛のアルモンテが8月1日から1軍復帰することを明言した上で「藤井は勢いを持っている」と3安打の藤井のスタメン継続もにおわせた。

 1日の阪神戦(ナゴヤドーム)には松坂大輔投手(37)が先発する。背筋の捻挫で、6月8日以来、約2カ月ぶりの公式戦復帰。勝てば最下位脱出の試合を託すことになり「ケガのあとだからどうなるか分からないけど、夏休みの楽しい思い出になる投球を期待しています」と語った。