巨人が総力戦で引き分けに持ち込んだ。エース菅野が2点のビハインドを背負ったが、7回2失点にまとめて反撃を待った。

 8回に代打大城の適時二塁打で1点を返し、9回2死から陽岱鋼が起死回生の同点弾を右翼席に運んだ。延長10回には無死一塁で投手の吉川光を代打に送り、バントを決めた。得点にはつながらなかったが、その後も左翼手に回った岡本の好守などで広島にサヨナラ勝ちを許さなかった。

 高橋監督は13連敗中の敵地での引き分けに「負けなかったのは大きいとは思いますけど、その中でもう一押しという部分はあったから、何とかもう一押ししないといけない」とカード3戦目へ切り替えた。