楽天先発岸が右膝違和感のため1回でマウンドを降りた。自己最短での降板となるが、平石監督代行は試合後「膝の違和感を訴えまして。たぶん投げようと思えば投げられた状態なんでしょうけど、こちらもストップをかけて。長引かれると一番困るんで」と状況を説明した。

 違和感は試合前からあったようで、立ち上がりから球威、制球力を欠いた。1番秋山に中前打を打たれると2番源田を四球で歩かせ、3番浅村に直球系を左翼席へ運ばれた。その後も森、栗山に四球を与えるなど不安定な投球。大敗の要因となってしまった。

 岸は降板後、仙台市内の病院へ直行。軽度の「右膝鵞足(がそく=膝の内側の部分)腱炎(けんえん)」と診断された。蒔田トレーナーによると現時点では登録抹消は検討されておらず、患部の状態を見ながら投球再開の時期を決めるという。