ヤクルト石川雅規投手が7回まで完全試合の快投を演じた。抜群のコントロールで両サイド、高低に直球と変化球を投げ分け、7回まで出塁を許さなかった。

 8回無死、ビシエドに1ボールから投じた78球目を中堅左への二塁打に仕留められ、大記録達成はならなかった。

 続くアルモンテに安打を許すと、7回打者23人、81球、2安打6三振で交代を告げられた。2番手近藤が平田に左犠飛を浴び、石川は失点1となった。

 9回にバレンティンの28号2ランなどで3点を奪って逆転。チームは2連勝を決めた。石川は「(捕手)井野のおかげ。理想通りの投球でした。自分のことをそんなに信じていないので、いつかは安打を打たれると思っていました。何とかチームが勝ったので良かったです」と振り返った。