ヤクルトが逆転勝ちで、5カードぶりの勝ち越しを決めた。

 先発石川が7回まで完全投球も、8回にビシエドに二塁打を浴びると、続くアルモンテにも安打を許して降板。2番手近藤が犠飛による1失点でしのぐと、9回無死一塁からバレンティンが28号逆転2ランを放ち、さらに坂口の押し出し四球で計3点を奪った。

 11日には鬼門のナゴヤドームで昨季から続いていた連敗を8で止め、この日は土壇場での逆転で2連勝。上げ潮ムードで、14日からの巨人、阪神との神宮6連戦に向かう。小川淳司監督は「石川はいい投球だった。気の毒なことをしてしまったけど、あそこでなんとか失点を防ぐために代えざるを得なかった。9回は終盤に点数が入って、集中力が素晴らしい。ナゴヤドームどうこうは気にしていない。これから暑いところでやらないといけないが、気持ちを入れ直して、1戦1戦、戦っていくだけ」と引き締めた。