DeNA今永が復活へ足がかりとなる今季3勝目を挙げた。7回終わって3安打3失点。味方の大量援護を受けながら、安定感ある投球を披露。篠原投手コーチから「完投できるか」と聞かれ「いかせてください」と答えた。今季最長となる8回2死まで続投したが、4点目を失ったところで降板した。結果は7回2/3、5失点も今季最多の134球。「次回はもっと長いイニングを投げたい」と完投は次回に持ち越した。

 開幕から白星を挙げることができず、自信を失い打者から逃げるような投球が増えた。ラミレス監督も「ファイティングスピリットが足りない」と、昨季のチーム最多投手を2度も2軍に降格させたほど。今永は「打者に向かっていくような投げっぷりでいこうという気持ちが、無四球という結果につながった」と気迫の投球でチームは連敗を3でストップ。節目の100試合目を勝利で飾った。