巨人阿部慎之助内野手(39)が一時同点の適時打を放った。

 8回2死満塁で代打で登場。ヤクルト近藤の147キロ直球を打ち返したが、三塁後方の左翼線際へ上げてしまった。打球を三塁手、遊撃手、左翼手が追いかけてファウルフライと思いきや、押し戻されるように左翼線の内側にポトリ。守備3人がダイビングキャッチを試みたが、走者一掃の適時二塁打となり、同点に追いついた。

 ラッキーな一打に、二塁上で思わず笑顔。「(代打を送られた)陽岱鋼のためにもって言ったら大げさかもしれないですが、何とかランナーを返したいと思っていました。僕にとっても、チームにとってもラッキーでしたね」と振り返った。