ソフトバンクが約2カ月ぶりに3連勝を飾った。初回に1点をリードされたものの、この日6番レフトで先発出場した長谷川勇也外野手(33)のバットが勝利に導いた。

 2回だ。無死一塁から右翼スタンドへ逆転の3号2ランを放つと、3点リードの6回には再び無死一塁から右翼テラス席へこの日2本目となる4号2ランを運んだ。「何とか集中して、しっかり体が反応しました。久々のスタメンで少なからず不安があったけども、それを振り払う打撃ができたと思う」。2日の西武戦(メットライフドーム)以来の先発出場に「打撃職人」と言われるベテラン打者のバットが冴えた。

 投げては先発バンデンハークが6回3安打1失点投球。「全体的に球も内容もよかったと思う。最少失点で抑えれば、必ず打線が打ってくれると思った」と、8勝目を手にして笑顔を見せた。

 楽天との「お盆シリーズ」は前カードの日本ハムに続き、2カード連続で勝ち越しを決めた。悲願の連覇へ、道のりは険しくとも、まだまだあきらめるわけにはいかない。