福留フル投入から逆転CSだ! 阪神金本知憲監督(50)が3日、今日4日からの首位広島3連戦(マツダスタジアム)で福留孝介外野手(41)全戦スタメン出場させる方針を明かした。3位巨人にも2ゲーム差でCS進出も危ぶまれる状況。今季1勝4敗と苦手の敵地では残り8試合あるが、マツダでの白星なくしてCSも見えてこない。主将福留が引っ張る“8番勝負”でシーズン勝ち越しも狙い、猛虎の意地を見せる。
ついに、リミッター解除の時が来た。虎の残り試合は31。2位ヤクルトと3ゲーム差、3位巨人とは2ゲーム差。シーズン佳境を迎え、CS進出が危うい状況に陥っている。今日4日からは6連勝中の首位広島と敵地で3連戦。キャプテンの底力に頼りたくなるのは当然の流れだ。金本監督は勝負どころを目前に控え、福留のフル回転を明言した。
「3つ行ってもらおうかな、とね。(今週は)5試合だしね」
甲子園で2連勝した勢いを、そぐわけにはいかない。となれば、この2試合で9打数6安打、1本塁打、6打点の41歳をスタメンからは外せない。福留は夏場に入って週1、2回ほど「積極的休養日」を作っている。ただ、今週は金曜日がノーゲームデーとなる変則日程。指揮官は「あまり無理をさせてもな。41歳だから」という気遣いたい気持ちにフタをしてまで、キャプテンに負荷をかける。
金本監督 残り試合を、全部頑張ってもらうぐらいのつもりでね。少々無理をしても、体にムチを打って頑張ってもらうぞ、とは言ってある。本人も意気に感じて、ミーティング中も声をかけたりね。本人も、言った以上は責任を感じてくれて、心に響いてくれる選手なんでね。もっともっとムチを打とうかな、と(笑い)。
キャプテンも以心伝心、きっぱり言った。
福留 疲れ? 試合に出ている以上、そんなことは関係ない。(連勝に)この流れを無駄にしてはいけない。いい形でというか、気分的にもね。
カープには、今季も6勝11敗と苦戦している。マツダスタジアムでも1勝4敗と分が悪い。投手陣は計17試合で、強力打線相手に防御率5・40。だが天候不良の影響もあって、5月12日以来となる敵地ゲームは、残り8試合もある。マツダスタジアムで勝たなければ、逆転CSも見えてこない。4年連続負け越し中の敵地で、目指すは6勝2敗以上でのシーズン勝ち越しだ。
金本監督 あそこの球場は、流れが全部向こうに吹いているから嫌な球場ではあるけど、そろそろ払拭(ふっしょく)していかないとね。どの球団もあそこでほぼ負け越しているけど、何とかうちは、と思っている。うちは前回勝ち越しているけど、それをマツダでできれば自信がつくと思うし。
キャプテンを先頭に9月反攻へ。猛虎の意地で、鬼門を喜門に変える意気込みだ。【佐井陽介】
◆阪神は、今季マツダスタジアムで1勝4敗と苦戦。同球場5試合でのチーム防御率は6.64で今季通算の3.96から大幅に悪化する。チーム打率は1割9分8厘と低空飛行で、こちらも今季通算2割5分2厘よりはるかに低い。4年連続負け越し中で、09年の開場後9年間で勝ち越したのは09、10、13年の3回だけ。
◆阪神に限らず、セ各球団もマツダスタジアムでは苦戦を続けている。今季勝ち越しているのはDeNA(3勝2敗1分け)の1球団。巨人に至っては1勝9敗1分けと、借金を8も重ねている。



