オリックスが福良淳一監督(58)の来季続投を基本方針にしていることが10日、分かった。

今月に入ってから続投を要請。福良監督はチーム成績を理由に態度を保留している。湊通夫球団社長はこれまでも「中長期的にしっかりとしたチームを作っていくことが大事」と説明しており、その判断に基づいた続投要請のようだ。

現在は3位日本ハムと9・5ゲーム差のBクラス。ただ、セットアッパーに据えた20歳の山本や4番吉田正が成長。交流戦でもパ・リーグ勝率1位をマークした。フロントもその手腕を高く評価している。

オリックスは近鉄と合併した05年からの14シーズンで福良監督を含め、指揮官7人と「短命政権」が続いた。球団は腰を据えたチーム作りで強固な基盤を築く必要性を感じている。今月中にも結論が出るとみられる。