来季からJFE東日本でプレーする国学院大・横井佑弥捕手(4年=大阪桐蔭)が、日本一を目標に掲げた。3年春から正捕手を任され、ヤクルト1位指名の清水昇投手(4年=帝京)とバッテリーを組んだが、4年間優勝にはあと1歩で届かず。「大学での経験を生かして、社会人では日本一を達成したいです」と決意を込めた。

手応えを胸に、新たなステージで勝負する。4年秋のリーグ戦、シーズン最終戦で規定打席に到達し、打率3割7分5厘で自身初の首位打者を獲得した。夏のオープン戦で不振に陥ったが、鳥山泰孝監督(43)の助言で右肩が突っ込むクセを修正。軸回転を意識し、課題だった打撃が開眼した。「いいイメージをつかめた」と結果で証明した。

大阪桐蔭では、1年秋から1学年上の西武森の控え捕手でベンチ入りし、3年夏の甲子園では優勝した。同い年では香月が高卒でロッテに、亜大に進んだ正随優弥外野手は今秋ドラフトで広島から6位指名を受けた。目標とする捕手には西武森を挙げ「打撃、肩、リード、全てがすごいです。自分も森さんのようになりたいです」と思い描く。【久保賢吾】