先輩にも同期にも後輩にも、誰にも負けない! ロッテ安田尚憲内野手(19)が5日、大阪・茨木市の母校・履正社のグラウンドで自主トレを公開。「最低でも100試合に出ること。サードでホームラン2桁打てるように頑張っていきたい」と目標を掲げた。昨季三塁は鈴木が全試合出場。先輩から定位置を奪取するため、年始は1日の午前7時から練習を始めた。

日本ハム清宮との「やすきよコンビ」として注目され入団した昨季は、17試合で打率1割5分1厘、1本塁打に終わった。清宮は53試合で打率2割、7本塁打。「去年1年は清宮が1軍に多く出て、ホームランも多く打ったので負けてられない。まずは同じ舞台に立てるように頑張りたい」と負けん気を見せた。

昨季は規定いっぱいの60打席で新人王の資格を有す。レプリカユニホーム500着が、わずか2日間で売り切れたドラフト1位ルーキー藤原恭大外野手(18=大阪桐蔭)も新人王を目標に掲げる。「僕も後輩には負けてられない。お互い切磋琢磨(せっさたくま)しながら1軍の舞台を目指してやっていきたい」。昨年の同時期、自分のユニホームの販売はなかった。注目度では負けているだけに新人王は譲れない。【久永壮真】