オリックスのドラフト1位太田椋内野手(17=天理)が8日、けん玉持参で大阪市の青濤館に入った。12月の施設見学時に小学生の頃の特技として明かし、「皆さんに取り上げていただいたので」と妹から借りてきた。するのは「小学生以来」と言うものの、軽やかなけん玉さばきを披露。「調べてみると、けんに刺すのが、(球の)真ん中を射抜く感覚に似ていると書いてありました」と笑顔で記念撮影に応じた。

オリックス打撃投手の父暁さん(47)とは正月に京都市内でキャッチボールするのが恒例行事で、今回がアマでは最後。入寮を前に「あいさつをしっかりして、遅刻をしないように」と送り出された太田は「ドキドキしています」とちょっぴり緊張気味。「とてもきれいな部屋で住みやすそう。十分な広さです」とさっそく荷ほどきして、寮生活に入った。