西武の新外国人が短パンスタートを切った。ザック・ニール投手(30=ドジャース傘下)が30日、埼玉・所沢の球団事務所で入団会見に臨んだ。

プロ10年目にして異国への移籍が決まると、自主トレ施設が同じダルビッシュから情報収集。「日本でプレーした選手に話を聞こうと思い、ダルビッシュから日本の天候などいろいろ聞いた」と明かしたが、会見後の練習では気温7度の中、冬を感じさせない短パン姿で登場した。

すでに米国で6度ブルペンに入るほどの仕上がり具合。チューブを使った補強トレーニングに加え、キャッチボールで汗を流し「もう90%くらいで投げられる」とダルビッシュの助言を参考にするまでもなく寒さを吹き飛ばす。日本では「富士山に休みの日にいってみたい。やってみたいリストの中で上位にある」と、チームの目標でもある“日本一”を見据える。

先発ローテの一角として期待される右腕は、制球力を米国で発揮してきた。メジャー通算3シーズン31試合登板85回1/3でわずか7四球。与四球率0・74を誇り「四球を出さないことに自信はある。ストライクゾーンで勝負する」と真っ向勝負を宣言した。【栗田成芳】