明徳義塾OBで「松井秀喜を5敬遠した男」として知られる河野和洋氏(44)が、千葉県大学野球リーグ2部の帝京平成大のコーチに就任したことが6日、分かった。

この日から指導を開始した。同氏は92年夏の甲子園2回戦で星稜と対戦。松井を5打席連続敬遠したことが社会問題にまでなった。その後、専大、社会人野球のヤマハから米独立リーグに進んだ。これまで海外の独立リーグは学生野球資格回復制度の対象外だった。今回から対象となり、同氏は昨年末の研修会を経て5日に資格回復が認められた。「今の子は案外と野球を教わっていない。細かく教えていきたい。もちろん僕もいろいろ勉強しないと。指導者にゴールはありません」と意気込んだ。

明徳義塾・馬淵監督からもお祝いの言葉をもらったという。当面の目標は1部昇格。将来的には、神宮大会を狙えるチームを目指す。